2019年2月の中国製造業PMIは49.2%である。

一、中国製造業購買マネージャー指数の運行状況

2019年2月、中国製造業購買マネージャー指数（PMI）は49.2%で、前月より0.3ポイント低下した。

企業規模から見ると、大手企業のPMIは51.5%で、前月より0.2ポイント上昇し、引き続き臨界点を上回っています。中小企業のPMIは46.9%と45.3%で、それぞれ前月より0.3%、2.0ポイント低下し、いずれも臨界点以下に位置しています。

分類指数から見ると、製造業PMIを構成する5つの分類指数の中で、新規注文指数は臨界点より高く、生産指数、原材料在庫指数、従業員指数、サプライヤー配送時間指数は臨界点より低い。

生産指数は49.5%で、前月より1.4ポイント下がって、臨界点の下で、製造業の生産活動が鈍化していることを示しています。

新注文指数は50.6%で、前月より1.0ポイント上昇し、臨界点以上に戻り、製造業市場の需要が回復したことを示しています。

原材料在庫指数は46.3%で、前月より1.8ポイント低下しました。まだ臨界点を下回り、製造業の主要原材料在庫量の減少幅が拡大していることを示しています。

従業員指数は47.5%で、前月より0.3ポイント下がって、臨界点の下で、製造業企業の雇用量が減少していることを示しています。

サプライヤーの配送時間指数は49.8%で、前月より0.3ポイント下がって、臨界点を下回っています。製造業の原材料サプライヤーの納品時間は前月より遅くなっていることを示しています。

二、中国非製造業購買マネージャー指数の運行状況

2019年2月、中国の非製造業ビジネス活動指数は54.3%で、前月より0.4ポイント下落し、非製造業全体が引き続き成長していることを示した。

業界別に見ると、サービス業のビジネス活動指数は53.5%で、前月より0.1ポイント下がり、サービス業は良好な発展態勢を維持しています。

業種別に見ると、鉄道輸送業、航空輸送業、電気通信テレビと衛星放送サービス、通貨金融サービスと賃貸及びビジネスサービス業などの業界ビジネス活動指数は55.0%以上の高景気区間に位置し、業務総量は比較的速い成長を実現した。不動産産業、住民サービス及び修理業などの業界ビジネス活動指数は臨界点を下回り、業務総量はやや後退した。

建築業ビジネス活動指数は59.2%で、前月より1.7ポイント下落し、建築業の景気回復率は高い。

新注文指数は50.7%で、前月より0.3ポイント下がって、臨界点以上に位置しています。非製造業市場の需要は伸びを維持しているが、成長は鈍化していることを示しています。

業界別に見ると、サービス業の新規注文指数は50.5%で、前月より0.3ポイント上昇し、臨界点以上にある。建築業の新注文指数は52.0%で、前月より3.8ポイント下落し、拡張区間にある。

投入品価格指数は52.7%で、前月より0.7ポイント上昇し、臨界点以上にあり、非製造業企業が経営活動に用いる投入品価格の全体的な水準が引き続き上昇していることを示している。

業界別に見ると、サービス業の投入品価格指数は52.5%で、前月より0.7ポイント上昇した。建築業の投入品価格指数は53.6%で、前月より0.5ポイント上昇した。

販売価格指数は50.1%で、前月より0.3ポイント上昇し、臨界点以上にあり、非製造業の販売価格全体の水準が微上昇していることを示しています。

業界別に見ると、サービス業の販売価格指数は49.8%で、前月より0.4ポイント上昇した。建築業の販売価格指数は51.7%で、前月より0.2ポイント下落した。

従業員指数は48.6%で、前月と変わらず、臨界点の下にあり、非製造業企業の雇用量は引き続き減少していることを示しています。

業界別に見ると、サービス業の従業員指数は47.8%で、前月と同じだった。建築業の従業員指数は53.2%で、前月より0.1ポイント微増だった。

事業活動予想指数は61.5%で、前月より1.9ポイント上昇し、高位景気の区間に位置しており、非製造業企業の市場発展に対する期待は引き続き良好であることを示している。

業界別に見ると、サービス業の活動予想指数は60.6%で、前月より1.8ポイント上昇した。建築業の業務活動予想指数は66.7%で、前月より2.2ポイント上昇した。

三、中国総合PMI産出指数の運行状況

2019年2月、総合PMI生産指数は52.4%で、前月より0.8ポイント下落しました。わが国の企業の生産経営活動は全体的に拡大を維持していますが、拡大のペースは前月より鈍化しています。